保護中: 滋賀県立琵琶湖博物館
イベントの開催や質問コーナーも。
五感を通して琵琶湖のすべてを学べる博物館
1996年に開館した「湖と人間」をテーマにした博物館です。
琵琶湖のことを体感しながら学習できる施設で、琵琶湖の成り立ちや、古代から現代に至るまでの人々の生活との関わり方などを総合的に学ぶことができます。
大きな特徴は研究型施設であることで、さまざまな分野の専門家である学芸員が研究をして、その成果を展示しています。
400万年にわたる琵琶湖の移り変わりを知ることができる「A展示室」は、インパクトのある大きな象が目に飛び込んできて、200万年前の環境を再現したジオラマによってタイムスリップしたような感覚を味わうことができます。
ほかにも龍がナビゲーターとなり、琵琶湖周辺に住んだ人々の生活・自然との関わりが学べる「B展示室」、昭和から現在の湖とのつながりを学ぶ「C展示室」など、見応えのある展示室があります。
また「ディスカバリールーム」は、未就学児のお子さんも楽しめる工夫があちこちにあり、触って楽しみながら学べるスポットになっています。
大きなザリガニになってみたり、さまざまな種類のネズミを模したお手玉を手にとって比べたり、体験を通して博物館の展示に興味を持つきっかけづくりとしても活用していただけます。
「おとなのディスカバリー」というコーナーでは、顕微鏡を使って観察することができるので、こちらはお子さんから大人の方まで楽しまれています。
展示で特に注目されるのは「水族展示室」です。
修理を経て2024年に新しくなったばかりのトンネル水槽があり、安全面の改善はもちろん、水槽の展示がより見やすくなりました。
改装の際に「擬岩」を設置することで小魚が増え、以前よりも魚に囲まれている体験がより演出できるようになりました。
広い水槽の中で生態系が形成されていて、ウナギ、スゴモロコ、ウグイなど淡水魚たちが実際に琵琶湖で暮らしている様子に近い姿を観察していただけます。
また、水族展示室にある「よみがえれ!日本の淡水魚」コーナーは、希少魚がいる環境を再現したジオラマをつくったこだわりの水槽です。
琵琶湖の環境をリアルに知ってもらうことで、保全事業にも興味を持ってもらいたいという思いがあります。
学芸員が展示を解説するフロアトークや、興味があることを直接聞くことができる質問コーナーもやっています。
学芸員によって専門分野が異なるので、興味がある分野のときに聞きに来てみてください。
身近な疑問や展示室で気になったこと、博物館の仕事に関することなど、気軽に声をかけてください。
さまざまなイベントを開催して、交流の場になっているところも琵琶湖博物館の特徴です。
小さいお子さんと保護者の方を対象にした「ちこあそ(ちっちゃな子どもの自然遊び)」は、自然の面白さに五感で触れて体験する遊び場です。
また、お子さん向けのイベント「わくわく探検隊」もいろいろなジャンルの体験を用意しているので、イベント情報をチェックしていただき、興味がある分野に参加してみてください。
そのほかにも「フィールドレポーター」「はしかけ制度」など、生涯学習の場としても活用できる取り組みもしています。
イベント運営に関わる「はしかけグループ」もいます。
親御さんと一緒にきている小学生のお子さんもいるので、気になるものがあれば覗いてみてください。
施設内にはレストランもありますが、2階のカフェテリアコーナーでは飲食OKのエリアとして開放しています。
芝生広場で琵琶湖を眺めながらお昼ご飯を食べるのもおすすめです。
<担当者より>
私自身、幼いころの身近な発見を通して、水の中にいる小さな生き物たちに興味を持ちました。
観察をしたり図鑑で調べたりして、それらが生態系の底を支えるような生き物なんだと知り、衝撃を受けました。そんな子供のころの好奇心をきっかけに、今も研究をしています。
琵琶湖博物館は、琵琶湖に関してなんでも展示しています。
自分の目で見て調べるのも良いですし、学芸員に聞いてもらえれば、いろいろな疑問に答えます。
気になることがあったら、気軽に聞きに来てくださいね。
- 住所
- 滋賀県草津市下物町1091
- 電話番号
- 077-568-4811
- 開設日
- 9:30~17:00(最終入館 16時00分、休館日:毎週月曜日(休日の場合は開館)、その他臨時休館あり)
- 利用対象者
- 料金
-
(常設展示)
一般 800円、高校生・大学生 450円、小学生・中学生 無料
(企画展示)
一般 300円、高校生・大学生 240円、小学生・中学生 150円 - 駐車場
-
普通車:420台(来館者無料)、
観光バス:40台 - Webサイト
- https://www.biwahaku.jp/
保護中: 滋賀県立琵琶湖博物館
のイベント情報
現在開催予定のイベントはございません