「子育て相談センター」の保育士さんはどのようなお仕事をされているのですか?

訪問支援と窓口での相談業務を受け持っています。
生後6~7カ月で行う2回目の「すこやか訪問」で、日々の赤ちゃんの様子や保護者の方の困りごとなどを聞かせて頂きます。また、絵本の読み聞かせとプレゼント、ふれあい遊びのご紹介をして、赤ちゃんとの楽しい遊びもお伝えしています。地域の遊び場や支援センターの紹介もしており、そこでは他の保護者の方と情報交換もできますし、誰かと話すことで「ひとりじゃないんだ」と力強さを感じられると思います。

なぜ今のお仕事を選ばれたのですか?

自分が保育園の時にお世話になった大好きな先生がいて、卒園するころにはすでに「保育園の先生になりたい」と思っていました。保育園勤務や自分の子育てが落ち着いたタイミングで保育の仕事に戻ろうと思い「子育て相談センター」に入りました。
自身の子育て経験から、よりお母さんの気持ちがわかり、資格やスキル、そして経験を活かしたいとこの仕事を選びました。

「すこやか訪問」での絵本のプレゼントと読み聞かせについて教えてください

「ブックスタート」という、お子さんと保護者の方が絵本を通して楽しい時間を過ごせるように支援する取り組みです。赤ちゃんはだんだんと周りに興味を持ち始めるので、その時期にお母さん方に絵本の楽しみ方や読み聞かせのアドバイスをお伝えしています。
「保育士さんの方が読み聞かせが上手だから……」と言われることもありますが「お母さんの膝の上で、一緒にページをめくるだけでもいいんですよ」とお話ししています。絵本を自由に触って楽しむことも、赤ちゃんにとって大切な経験だと思います。

心がけていることはありますか?

安心してお話ししてもらえるように、相談内容の守秘義務についてしっかりお伝えしています。訪問時は特にプライベートに関わることが多いので、強く意識しています。
また、コミュニケーションをしっかり取って、保護者の方の反応を見ながらお話しするようにしています。積極的に来られるのが苦手な方もいるので、タイミングを見て電話でその後のご様子を確認させてもらったり、負担にならない距離感を考えるようにしたりしています。

どんなことを大切にされていますか?

まずは、保護者の方の日々の頑張りを労うことを大切にしています。
私自身も子育てを経験をしているので、大変さがわかります。保育士をしていても、自分の子育ては思うようにいかないこともあるので、そんな話をすると「私だけじゃないんだ」と安心感を持っていただけることもあります。
自分から相談するのが苦手な方もいますが、「特に悩みがなくても、ただお喋りするような感覚でいいんですよ」とお伝えしています。何気ない会話のなかで、気持ちが楽になってもらえればいいなと思っています。
私自身、地元ではない土地でワンオペで子育てをしていた時期があり、相談できる場所やサポートがあればよかったなと感じていました。草津市は流入人口が多いので、私のように周りに知り合いがいなくて困っている方がいるかもしれません。そんな方に向けて、地域のサークルや遊び場、サポートの情報を届けられるようにしています。

お仕事を通して、どんなときにやりがいや達成感を感じますか?

保護者の方の笑顔が見られたときですね。
表情が固かった保護者の方が話しているうちに心を開いてくれて、笑顔が見られたときは、とてもうれしいです。関係を築けると、保護者の方も一人で抱え込まずに相談しやすくなるので、そのきっかけを作れたらと思います。
また、紹介した場所に遊びに行ってくれたり、それを教えてもらったりするのも嬉しいですね。保護者の方同士の輪に馴染めるように、ほかの保育士と連携を取ってサポートすることもあります。その方に合った場所が見つかって、育児を楽しんでもらえたらと思っています。

草津市で子育てをされている方にメッセージをお願いします!

悩みがあったら、一人で抱え込まずに気軽に相談してくださいね。
楽しく、一緒に子育てをしていけたらと思っています。
保育士がそれぞれの経験をもとにアドバイスしています。いろんな人の意見を聞いて、無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。
「これってどうなんやろう?」とちょっとしたことでも大丈夫です。お話しするだけでも気持ちがスッキリすることがありますし、一緒にお子さんの成長を見守っていけたら嬉しいです。